INABAブログ&コラム

採用情報をアップ致しました

2023年7月14日

採用担当の松本です。
先日、解体工事施工技士更新講習に参加してきました。
解体工事施工技士とは、国土交通大臣の登録を受けた試験で、且つ、「建設業法」における解体工事業(許可業者)の主任技術者の資格要件になっている資格で、5年毎に更新することが規定されています。その趣旨及び目的は、
➀解体工事の施工技術に関する基本知識の再確認
➁解体工事の施工技術に関する新しい情報の獲得
➂解体副産物の再利用及び廃棄物の処理・処分に関する新しい情報の獲得
➃『解体工事施工技士登録名簿』記載事項の信頼性の向上
とされております。
年々この資格の難易度は高まっているとは聞いていましたが、私がびっくりしたのは更新講習で配られたテキストのボリュームの多さです。資料数が4種類に渡って配布され、合計のページ数は1316ページです。私が5年前に試験を受けたときは、2種類程度の資料集で、ページも現在の半分ぐらいではなかったかなと記憶しております。それだけ現在必要とされている資格であり、情報や要請も日々アップデートされております。
内容は建設業法や労働安全衛生についての最新の情報、解体専門業種として、アスベストを含む各種最新の法の要請など多岐に渡ります。
他の建築系資格試験を見渡しても、これだけアップデートが必要とされる資格はないでしょう。
解体工事業に従事する者は、その実務経験から、国家資格である1級・2級建築施工管理技士、1級・2級土木施工管理技士を両方受けることができます。一方で、建築屋さんは建築施工管理技士、土木屋さんは土木施工管理技士しか受けることができません。
そのことからわかるように、実は解体工事業種は両方の能力を求められるスペシャリストなのです!
さらに、現在の解体業種は、解体した廃材をいかに再資源化につなげるかといった、SDGsの最前線におります。
弊社は元々、リユースという言葉が生まれる60年前から、建物を解体した廃材を丁寧にバラシ、循環させておりました。時代は一回転し、持続可能な社会、SDGsといったキーワードで、自分たちが生活する地域環境への環境負荷低減を自分のこととして捉え直していく時代です。
少子高齢化で建築需要の長期的な上昇は望めない中、高度経済成長期に建設した建物が50年以上を迎え、建て替え、改修のニーズが非常に高まっております。
好奇心旺盛で、苦しい時もぐっと歯を食いしばって耐える力があり、何事にもチャレンジしていく皆さん!
次の60年を一緒に作って行きましょう!!
熱き皆様のご応募お待ちしております。